by レオ
インドネシアを訪れていたロッシのインタビュー記事より
Q:まずは一般的なことについてお聞きします。ほとんどのファン達は「MotoGP=バレンティーノ・ロッシだ」と言っていますがそれについてどう思いますか?
ロッシ:自分でもMotoGPのアイコンだと思っているよ。たくさん優勝もしたし、長いこと戦ってきているしね。レースってのは見続けるのが楽しいものだから世界中にたくさんファンがいるんだと思う。色んなライバル達と素晴らしい戦いをしてきたし、だからこそ辛い2年間の後でも今だに楽しいって感じるんだよね。だけど、僕ももう年をとってしまったね・・・もはや若くはない。大勢の若いライダー達が育ってきてる。彼らは速くて、競争力もある。でも僕はMotoGPにいられるだけでとても幸せなんだ。
Q:たくさんの若いライダーがいると言いましたが、ホルヘ・ロレンソ、ダニ・ペドロサ以外にあなたにとって脅威となるライダーは誰でしょう?
ロッシ:僕にとってはマルク・マルケスだね・・・ 彼はとても若く、凄く強い、そしてすでにたくさん優勝しているしね。しかもホンダという速いバイクに乗って、最高の技術サポートを受けることになる。
あとはイアンノーネも来るよね。だけど彼の方はドゥカティで苦労することになると思う。あれは難しいバイクだからね。でも十分にMotoGPで走れる実力は持ってると思うよ。
Q:ではバレンシアでM1に乗ったテストについてお聞きしますが、どんな感触でしたか?
ロッシ:それはもうとてもいい感触だったよ。雨の中でのテストになったわけだけど、それでも凄く良かった。ドゥカティでのウェット走行も良かったけれど、ヤマハのほうがいい感触だったね。このいい感触っていうのは2010年のバイクと似ていたよ。1000ccになって最高速と加速は上がってたけどね。ヤマハはコーナーからの加速性能を改善させたみたいだね。もっと改善させるところはもちろんあるけれど、M1が既にトップレベルにあるのは事実だね。
Q:つまり今でも恋人であると?
ロッシ:そう、間違いなくね(笑いながら)
Q:今年表彰台を獲得できたらあのユニークなパフォーマンスをまた披露してくれますか?
ロッシ:(笑いながら)まず表彰台っていうだけでは特別なパフォーマンスはやれないね、やっぱり優勝じゃないと。まぁ優勝して初めてそういうことを考え始められるかな。
Q:危険な走行をしたライダーに関する規則が変わります。この改訂についてどう思いますか?MotoGPは良くなるとおもいますか?
ロッシ:このスポーツは危険なものだから、何かしらのルールはあるべきだと思う。だけどバイクレースっていうのはいつも大変なスポーツで、最終ラップまで100%の戦いをライバルと繰り広げる、だからどうしても他のライダーに接触してしまうこともある。激しく攻めることは重要だけど、やりすぎてもいけない。そうはいっても、最後のライバル同士の戦いは素晴らしいものだよね。
Q:CRTについてお聞きします。CRTについて反対するライダーもいますが、あなたはMotoGPの将来にとって良いことだと賛成する一人です。CRTシステムは今後も続くと思いますか?
ロッシ:次のシーズンでは何かが変わるだろうね。僕は将来のMotoGPバイクは、プロトタイプとCRTの間のバイクになると思ってる。ホンダとヤマハはこういう方向性の検討を始めていると思う。この世界的な不況のせいでね。5年前と同じようなバイクでレースを続けて行けない、とにかくお金がかかるからね。それにグリッドには最低20台が必要なことは認めないと。もしCRTバイクがなかったら12台しか走らないわけで、そうなったらとても悲しいよね。そんなわけで将来的にはプロトタイプとCRTの間のバイクで走ることになると思う。
Q:レースの度にファンからたくさんのプレゼントをもらうと思いますが、それらはどうしていますか?Tavulliaには特別に保管する場所などあるのですか?
ロッシ:ええ、十分に広い場所があるよ。そこにはレースキャリアで使用したものなど全て保管しているんだ。レザースーツは全部、グローブもいくつか、数台のバイク、そしてファンからのたくさんのプレゼントもね。
※英語ネイティブでない方の記事なためか、意味がわからない文もあったため、本文の意図、ロッシの真意とズレている可能性があります。ご了承下さいorz