17th 5月2012

ミック・ドゥーハン5分間インタビュー

by レオ

GPWeekより

GPWeekでは、現在アメリカとオーストラリアでのビジネスに力をいれているミック・ドゥーハン氏に、オーストラリアのゴールドコーストの自宅で話を聞いた。

インタビュアー:レースでの勝率について、またトップになったと聞いて喜んでいるのでは?しばらくの間はバレンティーノ・ロッシ選手がその座についていましたが。

ミック:統計好きの人はそれが重要だって思っているみたいだけど、そんなのはいつか塗り替えられるものだしね。ロッシは驚くべきキャリアを持っているし、まだそれが終わったわけではないと思うし。

ドゥカティに問題があるのか、バイクなのか、それとも彼が自信を失っているだけなのかわからないけど。レースキャリアの中で、いつ辞めるのか。もう最近はレース関連から遠ざかっているから、それをチームが決めるのかライダーなのかもよくわからないんだ。

とにかく彼はマシンと格闘しているようだね。ニッキー・ヘイデンは彼よりも調子がいいようだし、それを考えるとロッシには別の問題があるのかもね、わからないけど。とにかく彼が復活するのを待つしかないよね。それかドゥカティがより自信を与えられるようなバイクを用意するのか、彼の中の問題を解決するのを待つのか。

インタビュアー:最近のレースも全て見ているんですか?

ミック:たまにだね。ヘレスのレースは観たよ。地元局の取材があったからね。でも時差もあって全部を見るのはなかなか難しいね。

インタビュアー:昔の自分のビデオを見たりはする?

ミック:(大声で笑いながら)いやいや、そんな思い出にふけったりしてないよ。

インタビュアー:ストーナーはあなたに刺激を受けているとよく話しているけれど、彼があなたのチームに加入したら嬉しい?

ミック:彼は本当にいい仕事をしているよね、特に勝率についても。負けよりも勝ちレースのほうが多いし、いい走りで表彰台にも乗っているし。そしてドゥカティ機を早く走らせられる唯一のライダーだしね。勝利か転倒かっていう感じだったけど、ああいう風にするしかなかったんだろうね。

ロッシのキャリアからして、ああいう風に乗りたいかどうかはまた別の話かな。

一方のストーナーは本当にうまくコントロールできているようだね。彼と、ロレンソもだね。

彼はホンダの、レプソルのマシンにのって、そしてオーストラリア人だ。彼が私になぞらえて話してくれるのは本当に嬉しいし光栄だね。

だけど、ロッシがもう復活できないなんて誰が言える?今はストーナーが時の人だけれど、2,3年のうちに他の誰かが出てくるかもしれない。ロレンソがまた来るかもしれないし、カル・クラッチローかもしれない。

クラッチローはいい感じだね。イギリス人が盛り返してくるのもいいよね。

インタビュアー:今のGPバイクとあなたが乗っていた500ccの2ストロークマシンはどう違うと思う?私達古い人間が「本当のバイク」と呼んでいたけど。

ミック:あれは今でも「本当のバイク」に違いないよ。ものすごい馬力を持っていたし。違うのはただひとつ、どんどん重くなっていったことだけだよ。その点だけで市販バイクに近づいてしまったね。とは言え、全然問題ない、市販車からは全くもってかけ離れているし。

そしてすごく乗りやすくなっているようだね。僕のキャリアの終わり頃の500cc時代でさえ、無鉛ガソリンになったり、その他細々したところが変わって乗りやすくなっていたし、新品タイヤで予選タイムが出し安くなって、タイムも拮抗するようになってたね。でもその頃は予選タイムでレースを走れるのは、せいぜい一人、二人、もしくは三人くらいだったんだけど、今ではみんなそうだもんね。

それはメーカーが作りたかったマシンそのものだと思う。ちょっと電子制御が多すぎるけど、それもメーカーが望んでいる通りなんだろうね。

不幸なことにテレビに映る光景は、以前のものとは違うね。今年新しいバイクが投入されてもあんまりバトルはないよね。どこを直したらそれが改善するのか、電子制御なのかブレーキなのか、私にはわからないけど。

インタビュアー:今のバイクに乗ったことはある?乗ってみたいと思う?

ミック:990cc以降、乗ったことはないね。乗ったら楽しいだろうけど。でも私の賞味期限は終わっているしね、限界まで試してみるつもりはないよ。楽しく乗って、正しい評価ができたら、それは夢の様かもね、そんな必要があるのかないのか言うことができるのか知れないけど。5秒落ちくらいのペースの良い感じで走れる自信はあるよ。

インタビュアー:ヘリコプターで飛ぶのはバイクより楽しい?

ミック:全然別物だよ。皆そう思っていないかもしれないけど、私はバイクレースを本当に愛しているんだよ。レースにつきものの戯言が好きじゃないだけで。だからこそ、十分長いことレースをしていたし、子供の頃からレースしていたんだから。

バイクは今でも僕の人生で大きな部分を占めているよ。そしてバイクレースもね。

まぁヘリコプターで飛ぶのもまた楽しいよ。全然違う感覚を楽しんでいるんだ。夢中になって「パイロット ミック」になるんだ。

ヘリで飛ぶのはちょっとした趣味っていうことだね。

インタビュアー:あなたのレースキャリアは、1999年ヘレスでクラッシュした時に唐突に終わることになったけど、振り返ってみて今はどう思っているの?後悔したりしている?

ミック:辞めるときが来たって言うことだよ。チームとしても自分個人としても初めに思っていたよりもずっと大きな結果をだせたし。転倒して怪我をして引退することになったけど、バイクを停止させて引退するよりよかったと思うよ。だっていつが止め時なの?

だからこのスポーツの去り方としては悪くなかったと思うんだ。

私はクラッシュしたけど、クラッシュしない人なんているかい?そしてキャリアを通して考えても、そんなに転倒したほうじゃなかったと思うよ。

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